障がいのある人への配慮など

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視覚障がいについて

 視覚障がいには、全く見えない状態(全盲)と見えづらい状態(弱視)があります。
見えづらい場合には、細部がよくわからない、光がまぶしい、暗いところで見えにくい、見える範囲が狭い、特定の色がわかりにくいなどの症状があります。文字を読むことができても、歩いているときに物などにぶつかったり、つまずいたりする人や、一方で、歩いているときに物などを避けることができても、文字は読めない人もいます。
 障がいを発症した時期や状態によって、見え方やその範囲も様々で、支援を要する程度など、個人差があります。

こんなことに困っています

  • 慣れていない場所で、周囲の状況がわからないときは、不安な場合もあります。
  • 慣れている場所でも工事中や交通アクセスの乱れなど環境の変化によっては、説明がないと、周りの状況がどうなっているのかわかりません。
  • 音声や手で触れることなどにより、情報を得ています。視覚障がいのすべての人が点字を読めるとは限りません。
  • 視覚障がい者誘導用ブロック(点字ブロック)の上に、立ち止まられたり、物や自転車などが置かれたりすると困ります。

こんな配慮をお願いします

  • 困っている様子のときは、突然、体に触れずに、できるだけ前方から「何かお手伝いすることはありませんか?」などの声かけをして、どのような手助けが必要か確認しましょう。
  • 物の位置などを伝えるときは、「こちら、あちら、あれ、それ」などの指示語ではなく、「30センチ右」など具体的に説明しましょう。
  • 物を選ぶことが難しい場合がありますが、物の大きさや形、用途などをできるだけ具体的に確認するとともに、本人の手で触って確認してもらいましょう。
  • 通路などには通行の妨げとなる物を置かないようにしましょう。
  • 特に、視覚障がい者誘導用ブロック(点字ブロック)上に自転車を停めたり、物を置いたりしないようにしましょう。

もっと詳しく

白杖について

 白杖は、視覚障がいのある人が歩くときに使う用具です。地面に杖の先端を触れさせながら歩くことで、物や段差、路面の変化を知らせるだけではなく、周囲の人に視覚障がいのある人であることを知らせます。

盲導犬について

 盲導犬は、視覚障がいのある人の先導役として、障がいのある人の危険を察知するなどの重要な役割を担います。信号の認識や目的地までの道案内をすることはできず、利用者の指示により先導するため、利用者が困っているような様子を見かけたときには声をかけてください。
 また、盲導犬は、公共の施設や交通機関、デパートや飲食店などの施設にも入ることができます。むやみに、触る、声をかける、見つめる、食べ物を与えるなどはしないでください。

視覚障がい者誘導用ブロック(点字ブロック)について

 視覚障がいのある人にとって、行き先を誘導してくれる重要な道しるべです。自転車や看板などを置くと大変危険です。進行方向を示す誘導ブロック(線状ブロック)と、危険箇所や誘導対象施設等の位置を示す警告ブロック(点状ブロック)があります。

誘導ブロック

誘導ブロック

警告ブロック

警告ブロック