内部障がいは、内臓機能の障がいのため外見からはわかりにくいことが多く、主に「心臓機能」、「呼吸器機能」、「じん臓機能」、「ぼうこう・直腸機能」、「小腸機能」、「肝臓機能」、「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能」の障がいがあります。
心臓機能障がい
心筋梗塞や狭心症、不整脈などによって心臓の機能が低下した障がいで、ペースメーカーなどを使用している人もいます。
呼吸器機能障がい
様々な病気により、呼吸機能が低下した障がいで、酸素ボンベを携帯している人や、人工呼吸器を使用している人もいます。
じん臓機能障がい
様々な病気により、じん臓の機能が低下した障がいで、体内に有害な老廃物や水分が蓄積されるため、人工透析治療を定期的に受ける必要があります。
ぼうこう・直腸機能障がい
様々な病気により、ぼうこうや直腸の機能が低下・喪失している状態で、排泄物を体外に排泄するための人工肛門や人工ぼうこうを造設している人もいます。
小腸機能障がい
小腸の切除などで消化吸収ができず、食事による栄養維持が難しいため、静脈からの輸液で栄養補給を受けている人もいます。
肝臓機能障がい
原因は様々ですが、毒物を解毒するなどの肝臓の機能が低下した障がいです。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がい
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染することによって、免疫機能が低下し、様々な感染症が起こりやすくなったり、脳や神経の障がいを患ったりします。早期発見による適切な治療により、症状を軽くすることができます。