障がいのある人への配慮など

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聴覚・言語障がいについて

 聴覚障がいは、全く聞こえない状態(ろう)と聞こえにくい状態(難聴)があります。
また、事故や病気により聞こえなくなる中途失聴の人もいます。聞こえ方は様々ですが、外見だけでは判断しづらいため、周囲に気づいてもらえないことが多くあります。
 言語障がいは、大きく二つに分けられます。一つは失語症や言語発達障がいなど、言葉を理解することや適切な表現が困難な言語機能の障がい、もう一つは、口腔器官の障がいや吃音症など、発音や発声が困難な音声機能の障がいがあります。
  また、聴覚障がいと言語障がいが重複する重複障がいの人もいます。

コミュニケーション方法

筆  談
互いに文字を書く方法です。ただし、筆談ができない人もいます。
口  話
相手の口の動きを読み取る方法です。
手  話
手指や表情で表す視覚言語です。
要約筆記
音声言語で話されている内容を要約し、その場で要約筆記者が文字で表し伝えます。パソコンによる方法と手書きによる方法があります。
代用発声
声帯の代わりに食道部を振動させて発声する方法、電動式人工咽頭を首にあてて声にする方法、笛式人工喉頭により発声する方法があります。

こんなことに困っています

  • 外見ではわかりにくい障がいのため、周囲に気づいてもらえないことがあります。
  • 音による情報が入ってこないため、周囲の状況が理解できない場合があります。
  • 耳が聞こえづらいため、複数人の会話が困難です。
  • 自分から話しかけることができないので、気づいてもらえないことがあります。

こんな配慮をお願いします

  • 声をかけるときは、しっかりと顔を見て、ゆっくりと声をかけるようにしましょう。
  • 人工内耳や補聴器を装着している場合でも、にぎやかな場所や大勢の人が同時に話している場所では、ほとんどの場合、聞き取りづらくなります。状況を伝えるなどして、本人が会話に入りやすいようにしましょう。
  • 音の情報が入りにくく、周りの状況を知ることができないため、緊急時など困っている状況を見かけたら、手話や身振りで話しかけてみるか、筆談などで状況を伝えるようにしましょう。
  • 言語障がいのある人の言葉が聞き取りにくいときには、わかったふりをせずに、きちんと内容を確認しましょう。

もっと詳しく

耳マーク

耳マーク

聴覚障がいのある人が、耳マークを身に付けている場合、聞こえが不自由なことを表し筆談などのコミュニケーションの配慮を求めています。一方で、医療機関や公共機関の窓口で耳マークが提示されている場合は、「聴覚障がいのある人に必要な支援をします」ということを表します。

手話マーク、筆談マーク

手話マーク、筆談マーク

音声に代わる視覚的な手段でのコミュニケーション方法である、手話や筆談で対応できるということを表すマークです。 役所、公共及び民間施設・公共交通機関の窓口等への掲示や、聴覚に障がいのある人自身がコミュニケーションの配慮を求めるときなどに提示されます。

要約筆記のシンボルマーク

要約筆記のシンボルマーク

要約筆記のシンボルマークは、「要約筆記」という文字による通訳を社会一般に認知してもらい、聴覚障がいのある人とのコミュニケーションに配慮を求めていくためのシンボルです。